プロカメラマンFILE 2024
販売価格 3,200円(税込)
編者:カラーズ
定価:3,200円(本体2,909円+税10%)
発行:カラーズ有限会社
発売:株式会社ボーンデジタル
ISBN:978-4-86246-572-6
総ページ数:188ページ
サイズ:B5正寸(257 mm x 182 mm)
発売日:2023年10月上旬
●最近のAI
2023年はAI テクノロジーが一般に浸透してきた年となった。テキストベースでは「ChatGPT」でこれまでにない高度な情報のやり取りが行えるようになり、またクリエイティブの世界では、写真、絵画、イラストなどのビジュアル生成が行えるようになってきた。
AI が生成した文章にもビジュアルにも通じることだが、そこには、当たり前なのだが「マインド」を感じない。例えばAI グラビアなど、現在でも表情など表面上の変化は可能なようだが、生成物に魂を吹き込むのはやはり人間の仕事なのだろう。AI モデルのプロンプトに生い立ち、性格、血液型、職業などのプロファイルが入力できるようになると、人格まで表現した、よりリアルで魅力的なビジュアルを生み出すことができるようになるのかもしれない。
●テクニックとマインド
さて、魅力について考えてみた。カメラマン、フォトグラファーを問わず、プロはどんな職業においても「卓越したスキル、技能」「安定感、切れ味」などが求められる。ただそれらは主に「テクニック」に属する評価である。そして「マインド」の評価軸は「魅力的」であるかどうかではないだろうか。
AI は人よりもテクニック面で優れた生成物を生み出すことができるし、実際そうなってきている。ただそれが魅力的かどうかは悩ましい。そこに魅力を感じる人もいるだろうが、私のように「マインド、意識」が見えないと評価をする人もいるだろう。
●写真の魅力
結局、月並みな結論になるのだけれど、表現は「テクニック」と「マインド」の両面あってこそ魅力を生む。そしてテクニックは表現のベース、土台なので、その上でどのようにマインドを開花させていくのか、それこそが写真の、カメラマンの魅力なのではないだろうか。
写真に限らず、すべての表現は見る側、消費者側によって評価される。その基準は受け手側の感性に響くかどうか、あるいは好みかどうかだ。「魅力」は受け手が感じることであり、表現者にそれを決めることはできない。
ただ世の中には、それを乗り越えて、絶対的な魅力を放つ作品、写真も存在する。道具やメディアが変われど、目指すべきはそこなのではないだろうか。
本書「プロカメラマンFILE 2024」は、日本の写真の最先端を走るフォトグラファーの作品をオールジャンルで紹介するガイドブックです。
・最先端の日本の写真集として
・フォトグラファーをお探しの企業の皆様のガイドブックとして
・学生などフォトグラファーを目指す方々の指標として
読者の皆様には、さまざまな視点や目的で本書をご活用いただければ幸いです。
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定価:3,200円(本体2,909円+税10%)
発行:カラーズ有限会社
発売:株式会社ボーンデジタル
ISBN:978-4-86246-572-6
総ページ数:188ページ
サイズ:B5正寸(257 mm x 182 mm)
発売日:2023年10月上旬
●最近のAI
2023年はAI テクノロジーが一般に浸透してきた年となった。テキストベースでは「ChatGPT」でこれまでにない高度な情報のやり取りが行えるようになり、またクリエイティブの世界では、写真、絵画、イラストなどのビジュアル生成が行えるようになってきた。
AI が生成した文章にもビジュアルにも通じることだが、そこには、当たり前なのだが「マインド」を感じない。例えばAI グラビアなど、現在でも表情など表面上の変化は可能なようだが、生成物に魂を吹き込むのはやはり人間の仕事なのだろう。AI モデルのプロンプトに生い立ち、性格、血液型、職業などのプロファイルが入力できるようになると、人格まで表現した、よりリアルで魅力的なビジュアルを生み出すことができるようになるのかもしれない。
●テクニックとマインド
さて、魅力について考えてみた。カメラマン、フォトグラファーを問わず、プロはどんな職業においても「卓越したスキル、技能」「安定感、切れ味」などが求められる。ただそれらは主に「テクニック」に属する評価である。そして「マインド」の評価軸は「魅力的」であるかどうかではないだろうか。
AI は人よりもテクニック面で優れた生成物を生み出すことができるし、実際そうなってきている。ただそれが魅力的かどうかは悩ましい。そこに魅力を感じる人もいるだろうが、私のように「マインド、意識」が見えないと評価をする人もいるだろう。
●写真の魅力
結局、月並みな結論になるのだけれど、表現は「テクニック」と「マインド」の両面あってこそ魅力を生む。そしてテクニックは表現のベース、土台なので、その上でどのようにマインドを開花させていくのか、それこそが写真の、カメラマンの魅力なのではないだろうか。
写真に限らず、すべての表現は見る側、消費者側によって評価される。その基準は受け手側の感性に響くかどうか、あるいは好みかどうかだ。「魅力」は受け手が感じることであり、表現者にそれを決めることはできない。
ただ世の中には、それを乗り越えて、絶対的な魅力を放つ作品、写真も存在する。道具やメディアが変われど、目指すべきはそこなのではないだろうか。
本書「プロカメラマンFILE 2024」は、日本の写真の最先端を走るフォトグラファーの作品をオールジャンルで紹介するガイドブックです。
・最先端の日本の写真集として
・フォトグラファーをお探しの企業の皆様のガイドブックとして
・学生などフォトグラファーを目指す方々の指標として
読者の皆様には、さまざまな視点や目的で本書をご活用いただければ幸いです。